HSPってご存じですか?メディアや本でも話題になり、聞いたことがある方も多いと思います。
私も2019年頃に精神的に落ち込んでいるときにたまたま行った本屋さんで「HSP」「繊細さん」という言葉と出会い、自分がそれだと知りました。
そんな私がネコちゃんと暮らす中で徐々に自分や人との付き合い方を見直せるようになった経緯をお話しします。
この記事はこんな方に読んでほしい
- HSPで悩んでいる方
- 猫ちゃんと暮らしたいと思っている方
この記事を読んで、何か一つでも気持ちが前向きに、自分や周りと向き合えるようになれば嬉しいです。
HSPとは?
英語では「ハイリー・センシティブ・パーソン」といい、「人一倍、繊細な人」という意味です。
生まれつき敏感で、周りからの刺激を過剰に受けやすい人のことです。
統計上では人口の15~20%がHSPであるといわれており、私もその1人です。
HSPな性格とうまく付き合えなかった
たまたま本屋さんで「繊細さん」の本と出会い自分がHSPであると知りました。たくさんの本を読み、人との関わり方や考え方、時間の使い方などを自分なりに変えてみよう、変わりたいと思うようになりました。
しかし頭では分かっているものの、どうしても落ち込みがちだった私。自己肯定感の低さやコロナ禍も相まって、周りとの付き合い方がわからなくなっていました。
猫ちゃんに出会って
暇さえあれば自分のことばっかり考えて悩んで泣いて、、、を繰り返していた時に猫ちゃんと出会いました。
すると打って変わって暇さえあればネコちゃんのことを考えるようになり、落ち込むことが抜群に減りました。頭の中での優先順位が自分<猫になったのです。
猫ちゃんの素敵なところ
寄り添い、頼ってくれる存在
いつも自分のことで悩んでばっかりのわたしにとって、自分以外のことを考える時間は気分転換になりました。
私がお世話することで猫ちゃんが暮らしやすくなり、それによって自分自身の心も満たされる。良い循環が生まれ自分の良心に良い環境が整いました。
頼ってくれることで自己肯定感も高まり、自分という人間を認められるようになりました。
ちょうど良い距離感
HSPの方は自分のペースを乱されるのが苦手な方が多いです。一方ネコちゃんは、マイペースでツンデレな子が多く、ずっと撫でられたり抱っこされたりするのを嫌います。
お互いが干渉するわけでもなく、かといって離れすぎない良い距離で暮らせます。
手がかかりにくい
HSPさんは真面目で責任感の強い方が多いので、「義務」が多ければ多いほど、無理をしてしまう傾向にあります。
猫ちゃんは散歩に行く必要がありません。「散歩に行かなければ」というのはかなり重荷になりますので、その義務がない分、猫ちゃんとの相性は良いです。
幸せを感じる瞬間
HSPさんは些細な、小さな幸せを感じてそれを楽しむのがとても上手です。
ふわふわの毛並みにきゅるんとした目。丸いおててに愛くるしいフォルム。見ているだけでも幸福度はかなり上がりますよね。
また、朝起きたら近くにいてくれる。おいしそうにご飯を食べている。気持ちよく寝ている。家に帰ったら出迎えてくれる。ちょっとおバカな恰好で寝ている。
そんな猫ちゃんの愛おしいポイントを見つけるのも上手な方が多い印象です。
猫ちゃんのここを見習いたい
自由で気まま、マイペースな性格の猫ちゃんを見ていると、自分もああいう風になりたいな、と羨ましく思うことがあります。
無駄にこびず、それでいて実は愛情深い猫ちゃん。一緒に暮らすうちに、見習いたいなぁと思うようになりました。
気をつけたほうがいいこと
ここまでメリットをお話ししてきましたが、もちろん気を付けておかないといけない部分もたくさんありあります。
少なからず自分の時間は少なくなる
HSPさんは疲れやすい方がかなり多く、自分のことだけで精一杯!という方も多いのではないでしょうか。そんな中で猫ちゃんとの暮らしが始まると、自分の時間を削らないといけません。
特に最初のうちは、飼い主さんもネコちゃんも新しい環境で、気を使いすぎてストレスをうけやすく、いっぱいいっぱいになってしまうかもしれません。
実は私も、初めにアンチョビと暮らし始めて数週間たった頃、自分の仕事と猫ちゃんのお世話でいっぱいいっぱいになってしまいました。
どんなに疲れて帰ってきても、ご飯やトイレのお世話。遊ぶ時間も作ってるのに、体力が有り余っているアンチョビに夜中に起こされ、「もう無理!!」と弱音を吐いてしまいました。
そしてそんなこと思ってしまうなんて、、、と自己肯定感も下がり、精神もズタボロでした。
ただ、一緒に暮らしていくなかで、干渉しすぎるのを辞めお互いの良い距離感がわかるようになったり、1人で遊べるようなおもちゃを増やしたり、夜に一緒に寝る習慣をつけたりと工夫をすることで、少しずつですが自分たちの生活リズムができてきました。
予想外の行動・ハプニングには備えて
人一倍、罪悪感を感じやすく責任感の強い繊細さんは猫ちゃんにもしものことがあったときに自分を責めてしまいがちです。
ネコちゃんと暮らす時にハプニングは付き物!ケガや病気になることももちろんあります。そんな時、すぐに相談できる人や、連れていける病院を事前に探しておくことはとても大切です。事前に用意しておくだけで安心できますし、何かあったときに冷静に対応できるでしょう。
ペットロス
ペットを飼うということは命を看取るということ。
一緒に暮らしていてもいつかは必ず別れが訪れます。過剰な刺激を受けやすい繊細さんは、ペットロスになる方も多いかもしれません。
私が元々ペットを飼うことに反対していたのはここが1番の理由でした。それでも、精いっぱいの愛で包み込むと決め、お迎えすることにしました。
ここまでの覚悟がない方は、絶対に飼わないでください。
賃貸住まいの方は要注意
できるだけ人に迷惑をかけないようにと過ごしている繊細さん。猫ちゃんの走り回る足音や鳴き声などが他の方に迷惑になってないかな、と不安に思う方も多いでしょう。
朝早くから走り回っていたり、高いところからドスン!!と降りる音がすると、大丈夫かな??と焦ることも多々あります。そうならないためにも、予防しておくことで安心できますよね。
まとめ
いかがでしたか?今回は私の実体験と一緒にお話ししました。
繊細さんと正反対な猫ちゃんですが、一緒に暮らすことで、お互いに良い影響もたくさん!
私は自分らしく自由に生きることの大切さを猫ちゃんから学びました。
人も猫ちゃんも楽しく幸せに暮らせますように。
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